音の違い。

2006年4月19日の記事。
追記あり。
画像がなかったので追加。


予想以上に新庄剛志に関して書いてしまったから、
楽器、音の違いに関してはこっちで書く。
(出だしが意味不明なので追記:同じ日に新庄が引退したという事を書いていた)


昨日、佐々木さんの家に行ってまずやった事はアンプを解体する事。
理由は汚くなっていたからキレイにクリーニングする事と、
佐々木さんが新しいスピーカーケーブルを作ってくれたので、
それをつける為の色々な準備の為だ。

それで時間をかけてアンプ解体、クリーニング、
スピーカーケーブルハンダ付けをしたんだけど、
音を出してみたら驚くほど音が変わった!
これは本当に予想外だ!
佐々木さんは「やっぱり俺ってスゲーな」って言ってた。
まぁこれはいつものセリフだけど本当に凄い!

アンプもギターと同じで生きてるんだな。
キレイにしてあげればアンプも喜んでくれる。
本当にそういう事を感じた。

俺のアンプはフェンダーのブルース・デラックスというアンプなんだけど、
俺はこれまでこのアンプの音を気に入ってはいなかった。
まぁフェンダーの音が好きだから嫌いではないんだけど、
求めている音が違ってたからとりあえず使ってるって感じだった。

だから今までのライブやスタジオでの練習で音を出す時でも、
ケンタウルスで音を作っているって感じだったから、
このアンプの本当の音ってのは知らなかった。

ケンタウルスを使えば出力が高いから、
ライブでもアンプのボリュームは12まであるけど、
ボリュームは1.5くらいの所で十分。
ケンタウルスをオフにしたら家で弾くような音の大きさ。
だからこのアンプを本当に鳴らすって事をしたのは、
前回佐々木さん家に行った時が初めてだ。
その時もこのアンプ結構いいじゃん!って思ったけど、
今回で本当にいいアンプじゃないか!って思った。

そして解体した事で判明したのが初期ロッドだという事だ。
アンプでもギターでもエフェクターでも、
初期ロッドってのは後の物と全く音が違う。
簡単に言えば作っている人が人間だからやっぱり最初の方がいいんだわ。
作る人の気合い、情熱、プライドって所かな。
それが流れ作業で作られている物でも初期ロッドの方がいい。
という事で実はこのアンプいい物だった。
こうやって本当にアンプの音を出してみないとわからないものだな。
本当にあらためて勉強になった。

そしてその後にやったのが真空管による音の違い。
パワー管がヘタってきてたので買う予定なんだけど、
真空管を変えてどういう風に音が変わるのかは試した事がなかった。
今まで色んな事に金をかけて試してきたけど、
真空管に関しては、値段の高い真空管を買ったとしても、
アンプとの相性というのがあるから本当にいいとは限らない。
それを試してたら金がかかりすぎるしキリがない!
という事で俺は真空管については触れない事にしてたんだけど、
ついにその時がきてしまったな。

今回試したのは佐々木さんの家に、
フェンダー系に合うパワー管が無かったので、
プリ管での音の違いを検証する事になった。

やり方は佐々木さんが裏でアンプにランダムでプリ管を付けていって、
俺はなにも知らずに弾いて耳だけで判断するというやり方だ。
自分の耳を試される事をやった事がなかったからかなりの恐怖だったね。
俺が今までいい音だと思ってやってた事が全て崩れる可能性があるからな。

結局何種類試したのかわからないけど、
後で話を聞いたら同じ奴も何回も付けてたらしい。
そしてやってみたらこれがまた微妙な違いなんだわ。
俺は何がどう違うとかってのが言えない。
なんか雑誌とかを読むと中音域がどうだとか、
高音域がどうだとか書いてたりするけど、
そこまで詳しく周波数を計る耳は俺は持ってない。
俺が言えるのはその音がいいか悪いかという事と、
弾いた感じの音の出方の違いくらい。

それで色々試した結果1本のプリ管に決まった。
それを元から付いていたプリ管と比べると全く違う!
これがまたいいんですよ!
って事でパワー管だけ変える予定が、
プリ管も買うという事になってしまった。
1回いい音を聞いちゃうとしょうがない。

そして佐々木さんの言ってくれた言葉は、
「いい耳してるから自信を持っていいよ」って事だったけど、
俺の中では完全に違いを聞き分けてる自信がなかったからまだまだだな。
もっとちゃんとハッキリ聞き分ける耳を持ちたいものだ。

という事で真空管はプリ管、パワー管を買うのが決定。
あと色々買うものを昨日家に帰ってから計算したら、
10万円になってしまった…俺の今回の給料が全部消える…
いいんだろうか俺の生活…。

あと音の違いの研究はまだ続く。
次はシールドのブラインドテストだ。
これのやり方は部屋を真っ暗にして、
なんのシールドが付いてるかわからない状態で、
耳で聞き分けるというやり方だ。
本当は今回やる予定だったんだけど、
色んな事で時間が無くなってしまったので、
また今度やる事になりましたよ。

シールドはこだわって使ってるだけに怖いな…

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