博士と助手。

2006年7月26日記載。
文面変更なし。

昨日も佐々木さんの家で実験。
もう、関係としては博士と助手。
佐々木さんが博士で、俺が助手。

博士が色んな物を出してくる。
助手がそれを試したり、手伝ったりする。
そして二人で話し合う。
そんな感じで毎週やってるけど、
こういう事をやりだして、もう何ヶ月になるだろうか?
毎週必ず会って色んな事をやっているが、
やる事がなくならない。

それどころか、やる事が増えていってるのかもしれない。
やるたびに色んな事がわかる。
もっと先がある。
んじゃやってみる。
ひたすらそんな感じ。

でも最近やっている事は、
ここでは書けない事なんだ。
一つ言えるのはギターシールドの事。
あとは、佐々木さんからトップシークレットだと言われてる。
確かに普通の人だったらやらないだろうという計画を、
halosの草階さん、佐々木さん、俺で共同出資してやろうとしている。
それが成功するかどうかはわからないが、
最初の実験段階では、なかなかいい感じだった。
俺としては今使ってるシールドを超えなきゃ使わないけどね。

そして昨日やった事もシールド。
これは本当に勉強になった。
あるシールドを解体したんだけど、
一つ、一つのやっている事の意味がわかった。
これをやればこう変わる。
今まで佐々木さんが経験と勘でやってきた事が、
ハッキリと、どう音が変わるかわかった。
見た目だけじゃなく全て意味がある。
詳しく書けない所がなんとも苦しいけど、
シールドって奥が深いよ。

でもそれを真似してシールドを1本作ったんだけど、
同じ音にはならなかった。
なんとも奥が深い。
その原因は確実にハンダにある。
予想では銀ハンダ。
でも銀ハンダも色んな種類があるんだ。
銀が何%はいってるとかね。

そこが友人によると難しいところらしい。
ハンダの付け方次第で、物性が乱れやすく、
乱れたら電子が真っすぐに流れない。
銀は銅より60%も原子量が多い導体だから、
普通のハンダよりも凸凹になって、
ろくな音にならないらしい。
それを解決するのがcryo処理した物との事。

この友人の言ってる事はごもっともだし、
全て理屈にあう。
cryo処理したら確かにバランスがよくなると思う。
全て凝縮されるから使いやすいだろうしね。
でもcryo処理された銀ハンダなんてあるんだろうか。

しかしハンダの所まできたらキリがない。
元々今やっている事もキリがないんだけど、
更にハンダとなると難しいな。

そして俺は金がない。
佐々木さんも金がない。
ここで一句。

変わりゆく
音のこだわり
金が飛ぶ

俊平。心の俳句。

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