新発見。

2007年3月14日記載。
文面変更なし。画像全てオリジナルなし。
この回はネジによって音が変わるという更にオカルト世界に入ってます。



毎週佐々木さんとギター関係をいじってるが、
さすがにそろそろやる事が無くなってきた感じになってきた。
今まで色んな事をいっぱいやったし、
俺のギターも佐々木さんのギターもかなりいじったからな。
しかし、これがまだやる事あったんだわ。

今回、佐々木さんが海外から、
カラハムのネックジョイントプレートと、
カラハムのネックをとめるネジを買った。
佐々木さんのストラトはすでにカラハムのプレートに変えてるので、
俺がそのプレートとネジをお買い上げ。
そして取り付けだ。

元の俺のストラトはこれ。
カスタムショップのマークがカッコいいです。


そしてこれがカラハムのプレートとネジを付けた状態。
書いてるのはシリアルだけ。味気ないけど気にしない。


そして音を出してみたんだけど、
一発目でEのコードを弾いたらまったく音が違う!
ヴォリュームが上がりすぎでゲインが上がってると思った!
しかし、それ以外にもレンジが広くなっている。
あまりにも変わりすぎて何が変わってるのかわからないぐらいだ。
毎回新しい事をやると戸惑うけど、今回も本当に戸惑った。
変わりすぎてる!

佐々木さんのストラトにプレートを付けた時は、
こんなに大きな変化はなかったって言ってた。
これは佐々木さんのはネジは変えてないってものあるけど、
元から付いてるプレートの厚さにも影響がありそうだ。
佐々木さんのは59年のモデルでプレートは俺のよりも薄い。
俺のはモデルはないので普通のプレートで厚めだ。
そしてカラハムのプレートは、
佐々木さんの持っているプレートと同じくらいの厚さ。
そこらへんが音に関係してると感じた。

ちなみにフリーダムでもプレートを出してるけど、
2mmのプレートと3mmのプレートがある。
それによって音に変化をつけてるわけだ。

そんな事を思いながら弾いてたんだけど、
ピッキングニュアンスにも変化があった。
今まで以上にピッキングの強弱がつけやすく大きく変化がでる。
カラハムのパーツは大好きで信頼してたけど、
ここまで変わるとは思わなかったよ。

そして次に佐々木さんのストラトにも、
カラハムのネジを付けてみたんだけど、
かなり音がハッキリでるようになった。
1音1音がクッキリハッキリ出てきてとても綺麗な音だ。
やはりピッキングでのニュアンスが向上してる。
でも、佐々木さんは微妙に気に入らなかったらしく、
元から付いてるネジに戻した。
理由は元の荒さがある音のほうがよかったから。
俺が聞いてる感じだとカラハムのネジの方が音がよかったけど、
ここらへんは好みという事だな。

そしてここで気づいたのがネジ自体の音の違い。
これは本当にマニアックでヤバい所なんだけど、
ネジをちょっと高い所から4本同時に落とした時の音が、
それぞれ違うんだわ。
それは材質による音の違いなんだけど、
その音の違いがギターの出音に反映されてるのに気づいた。

佐々木さんのストラトはレリック仕様で、
ネジもレリック処理されており錆ついてる。
上から落とした時の音はかなりにぶく重い音。
俺のストラトは通常の物なんだけど、
落とした時の音はキンとした金属音はするけど、
同じフェンダーだけあって重さがある音だ。
そしてカラハムのネジを落とした時の音は、
鈴が鳴るようにリンとした音が鳴って軽さがある。
あと、ムーンのストラトのネジも試したんだけど、
明るい金属音なんだけどやはり重さがある。

それが全てそのギターの出音とかなり似ている。
このネジでの音の違いがギターの音に与える影響は大きい。
でも、今回試したのは全てカラハムのプレートが付いてる物なので、
プレートがあって、ネジの音を引き出すと考えたほうが良さそうだ。

そして、気になっていた俺のテレキャスも勢いでカラハムに交換。
元がこんな感じで、ちゃんとヴァンザントとロゴ入り。


これもネジを比べようと思ったんだけど長さがまったく違う。
俺のテレキャスは53年を忠実に再現したという物で、
たぶんこのネジも長さと材質にこだわったんだと思う。
それがこの写真なんだけど、長いのがテレキャスのネジ。
短いほうがカラハムのネジだ。


その長いテレキャスのネジを落とした時の音は、
鈴鳴りとまではいかないけどリンとしていて悪くない。
そして付け替えたあとがこれだ。

ハッキリ言って写真で見るとストラトと変わらないな…

結果は見事素晴らしいテレキャスサウンドになった!
俺が気になっていたミッドの強さが消えてくれて、
これぞテレキャスの音だという感じだ。
一応気になったので元から付いてるネジに戻してみたけど、
元から付いてるネジは長いだけあってボディーとネックの接着率が高いため、
生鳴りから重さがある感じで、アンプからの出音もミッドが強く重い。
というわけで2秒くらい弾いてカラハムに戻した。

今回でプレートの役割、ネジの大事さというのが凄いわかった。
そしてギターを作ってる人は本当にわかって作ってるという事も確認できたな。
あとは、俺がロックイン新宿にいる時に坂本さんから学んだんだけど、
ネジのしめ方によって音が変わるという事だ。
ぎっちりしめるとタイトな音になり重くなるが、
緩めると音も緩くなり軽くなる。
しかし、これは素人が適当にやるとネックに負担が凄いかかるので、
あんまりオススメしない。
それは俺が坂本さんから言われた事であり、
自分で真似してやってみて体感してるから言っておく。

長くなったけど今回のネジの音が、
ギターの音に与える影響というのは興味深いものだったな。

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