またテスト。

2007年4月25日記載。
表現がよくないので文面一部変更(変更箇所に訂正線)



風邪で具合が悪く休んでいたけど、
昨日は久しぶりの佐々木家。
ギター関係の話を書くとすると、
昨日やったことはシールド。

人に売る用にベルデンの8412と8410のケーブルを使って、
2本のシールドを作った。ハンダは世界標準であるキースター。

という事で久しぶりにケーブルテスト。
比べるものは今回作ったケーブルと、
同じ8412と8410だけどハンダがカラダスの前に作った物。
あと、8412でハンダはカラダス、更にプラグはノイトリックで、
ギター側がノイトリックのサイレントプラグの金メッキ、
アンプ側は通常のノイトリック金メッキの物。
ちなみに今回作った8412、8410、
前からあるカラダスを使った物もプラグはスイッチクラフト。

細かく書いておくとスイッチクラフトはUSAなのでインチ。
ノイトリックはイギリスなのでミリ。
これによってサイズが異なるのでジャックの接点面積が変わる。
アンプやギターがインチならスイッチクラフトがいいだろうけど、
俺が使ってる物は全てインチなのに、
ピートコニッシュを使ってるのでシールドだけはミリだ。
これによっても音は変わるが結局は好み。
しかし、エフェクターにたまにあるんだけど、
あきらかにサイズが違ってジャックに入らないとか、
異常にキツいとか、接触不良があるから注意。
細かい事を書いた所でテストの話に戻すか。

久しぶりのケーブルテストだったんだけど何回やっても面白い。
なんか毎回発見がある感じだ。
まず、人に売りつける用販売用に作ったベルデンの8412。
前にベルデンの8412を試した時は市販の物だったんだけど、
記憶では中低音域が強くハイが出てこなかったはず。
物としては値段も安いし、いいけど使える物ではなかった。
しかし今回佐々木さんが作った8412は、
ハンダはキースターで標準なんだけど、
ハイがちゃんと出てくる。
なのでこってりして田舎臭い音だけどバランスはとれてる。
この市販と佐々木さんが作ったものの違いの理由を聞いたら、
ハンダをしっかり付けてるか、付けてないかの違いだって。
俺としては「なるほどね」って思うけど、
経験してないと信じられないだろうな。

ハンダは付け方、量で音がかなり変わる。
あと、ハンダを付けるまでの細かい行程だな。
今までもこの事は書いてきたけど、
実際に聞いてみないと信じられないのはしょうがない。
まぁそういう事です。

で、話は戻して同じ8412のカラダスの物を試したら、
基本となる音の方向性は変わらないんだけど、
あきらかに通常の物よりもレンジが広くなった。
もともとバランスがとれているところからレンジが広くなって、
ハイからローまでのバランスが更にいい。
ちょっと中低音域側だったのが高音域側もクッキリハッキリ。
なのでアタック感は通常の物より出るし、
ニュアンス、強弱も付けやすくなっている。
高いだけあってカラダスはやっぱりいい。

当然8410に関しても同じ結果だ。
通常の物よりカラダスを使った物の方がいい。
8412はかなり使いやすいシールド。
8410はストラトのハーフトーンとかで、
優しいフレーズとかを弾くとピッタリくる感じ。
悪く言うとちょっとモサッとしてる。
アタックも中音域でこもる。
箱ものや、ジャズには合うかもしれない。

あとノイトリック使用の物は最初は伸縮チューブがついてて、
なんか押さえられてる感じで違うなって思ってたけど、
伸縮チューブを外したらかなりよくなった。
音としては8412の基本は変わらないんだけど、
金メッキのせいか同じカラダスの物よりもコッテリした音だ。
ここらへんは好みというしかないな。

と、こんな感じで同じケーブルでも変わります。
人に売る用販売用に作ったのはハンダがキースターだけど、
後々買いたい人が出てきたら、必ずカラダスの方も弾くべき。
+のお金を出せば変えれるよ。
カラダスは他のハンダよりも付けにくいらしく、
作業工程に手間がかかるし、なによりハンダ自体が高い。
なので通常に売るのはキースター仕様だ。
いきなり普通に売ってるベルデンよりも値段が高くても、
見た目の違いはないからわからないし、買わないだろうからね。
最終的には自分の好みに合う音を探して決めるべきなんだ。

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