LunchBox。

2010年8月17日記載。
文面変更なし。






知り合いから借りてZT AmpのLunchBoxを使ってみた。
このアンプの特徴はなんといっても小さい事だ。
写真を撮る時に横にタバコでも置けばわかりやすかったな。
大きさとしてはピグノーズを横にしたぐらいの大きさだろうか、
なんか曖昧だけど小さい。
しかしこの小ささで200Wの出力。
真空管は使っていない。
小さいわりに意外に重い。

このLunchBoxというアンプのコンセプトは自宅からライブまでこなす事らしい。
音を出してみたら結構な音量と音圧がある。
これだったらスタジオでもライブでも使う事が出来るだろう。
でも、これは想像であって試してないからわからない。
ZZ TOPがライブで使ったらしいので使えるんだろう。


ノブはAMBIENCE、TONE、VOLUME、GAINの4つだけ。

アンビエンスはアンプの裏をオープンにしたような状態になる。
これは半分以上回すと嘘くさい音になるので、あんまり使えない。
使うなら半分以下がいいだろう。
トーンはモコッとした音から耳が痛いくらいまで幅広くでるが、
ミドルやベースがないぶんトーンだけの調整はかなり厳しい。
ボリュームはこれだけMAXにしてもそれほど音量はかせげない。
トーンとゲインを合わせた上で使えるボリューム。
ゲインは0だと音がでないようになっている。
MAXにしても歪みが強いほうだとは言えない。
クランチサウンドくらいだ。

色々と試してみたがこの大きさでこの音は凄いと思った。
かなり素直な音で、柔らかさ、色気はないが、
がっしりとした固い音が鳴らせる。
音量を上げた状態で鳴らすと反応もかなりいい。
下手なトランジスタより相当いいと思う。
練習用として3万円のアンプというのは高いが、
これでスタジオやライブもとなれば安い物だ。


バックはスピーカーアウト、ヘッドフォンジャック、ヘッドフォンのボリューム、
AUX端子、スピーカーのオンオフ切替スイッチがついている。

これをプリアンプとして鳴らす事が出来、
スピーカーのオンオフ切替も出来るって事です。
そして最近の練習用アンプなら大体ついているAUX端子もあるので、
ここから音楽を鳴らしながら引く事も可能。
ヘッドフォンジャックもあるし自宅用としては完璧。

バックに開けるなという警告が書かれているが、
一体どんな箱で作られているのか気になったので開けた。
特に開封を示すシールも貼ってなかったしね。


箱は圧縮した木材のような物で出来てた。
別に木に詳しい訳ではないからパッと見なんだけど、
ネジをとった時にこぼれてくる木のクズが細かすぎるんだ。
だから見た目とその細かいクズで圧縮された木だと思った。

という事でしっかりした木を使っている訳ではない。
でも、コードが短くて中をしっかり見る事は出来なかったが、
配線の仕方とか、電源部分の処理とかを見ると結構よく出来ている。
基盤は普通だったけどね。
トランスもそれほど大きくなく普通の物だった。

と、そんな感じのzt lunchbox。
個人的な感想としては音がナチュラルなので使えるアンプだと思う。
真空管の柔らかく、優しい音は出せないが、
アタックの反応が早いバランスのいい音はでる。
このアンプの音の強みはそこだな。
バリバリと歪まないけど反応が早い事。
それにクリーンもトランジスタ特有の綺麗な音が出る。
もし自分が使っているのがJC-120とかだったら、たぶん買うだろう。
持ち運びも楽だし、音もいい。
でも、現在はフェンダーを使っているので、
中音域の好きな所がでないzt lunchboxはいらない。
それと値段だな。

3万円というのがなんとも微妙なところ。
フェンダーのトランジスタや、マーシャルのプリだけ真空管の物、
LINE 6や、ローランドのエフェクターが入っているような物と比べれば、
絶対にzt lunchboxの方がいいし安い。
ポリトーンと比べたいところだけど、ポリトーンは10万はするからな。

なんか色々考えてたら値段も凄いいいような気がしてきた。
初心者がギターを始めるのにも使えるし、
これを持っていたら当分はアンプに困る事がないだろう。
1万くらいで買えるやつよりも、将来性を考えて、
こっち買ったほうがいいな。

ちなみに歪みは少ないけど、音がナチュラルなので、
どんなエフェクターでもバッチリ合うと思う。

久しぶりのギター関連の記事で長くなってしまったけど、
このアンプは「あり」って事で終わります。


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