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極上。

2006年8月30日記載。 文面変更なし。 アンプをラッカー塗装して1週間経った。 乾燥させるためにずっと佐々木さん家に置いてて、 久しぶりのご対面。 乾燥した事で音がかなり変わった。 佐々木さんがヴォリューム・フル10で弾いてた。 これがまた凄い音がいい。 恐ろしい音。プロレベルの音。 ニュアンスが異常に出るし、音がデカイのにうるさく感じない。 高音域が耳に痛くなく心地いい。 ちょっくらミドル等を下げて俺も弾いてみた。 本当に素晴らしい!過去にこんなアンプを弾いた事がない! でも残念ながらフル10だとフレーズを弾く分にはいいけど、 コードを弾いた時にブーミーになる。 という事で普通に使う音としてはダメだ。 それで自分の機材をつないで弾いたんだけど、 残念ながら機材をつながない方がいい。 音としては機材をつないでもいいけど、 ニュアンス、タッチの感じがアンプ直の方が気持ちいい。 なんとも凄いアンプになってしまった。 これは俺の理想だった事だ。 いいアンプ、いいギター、いいシールド。 それだけで最高の音が出せる。 でも実際にそうなってみたらバンドで使うとなると難しい。 一人で弾く分にはいいだろうけど、 バンドで色んな曲をやる事を考えるとエフェクトが必要。 ヴォリュームもバンド全体のバランスに合わせなければいけない。 という事でアンプ直が気持ちよくてもやっぱり機材は必要だ。 そんな感じで弾いてたんだけど、 パワー管が逝ってしまった。 最後の音は凄かったし、真空管の色が凄かった。 真っ赤というかマグマのように燃えてたね。 それで佐々木さんがこれは危ないという事でストップ。 昨日佐々木さんの家に行った時から、 パワー管が寿命だって事は聞いてたんだけど、 本当に燃え尽きる寸前を見た。 綺麗だったわ。 今年は花火を見てないから、いい物見た。 今年の4月末とかに買ったと思われるパワー管が4ヶ月で終了。 予想外に死ぬのが早かったね。 でも佐々木さんいわく、それだけ酷使したという事らしい。 確かにライブとかやってないけど佐々木さんの家でかなりの音量で弾いたし、 俺の家でもずっと電源入れっぱなしにしたり、結構弾いてたからね。 しょうがないから次のパワー管を探す。 でも金がないからす

ギフト。

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2006年8月23日記載。 文面変更なし。画像追加。 二日前に佐々木さんから電話があり、 火曜、水曜と連休だからアンプにラッカー塗らないか?と誘われた。 実は何ヶ月か前から、あとやる事はラッカーを塗る事だなって言われてたんだ。 俺としてはラッカーを塗るとどうなるかなんて想像できなかったし、 今の音に満足しているから正直やる気はなかった。 でも、今回は佐々木さんの中で確実にやる事が決定してたな。 そんなごり押しに負けて、じゃあやってみますかって感じで始めた、 男3人の日曜大工ならぬ火曜大工。 今回のゲストは佐々木さんと一緒にバンドをやっている中村さん。 佐々木さんから俺のアンプの音を聞いてみろって言われていたみたいで、 この火曜日という日に中村さんの休みが合ったので参加という形。 それがよかったのか、悪かったのか。 中村さんにとってはかなりキツい日になったと思う。 というのも仕事柄、塗装に慣れているために、 俺と佐々木さんよりも塗装の塗り方が上手いという事で、 アンプの塗装を全てまかせる形になってしまった。 本当に申し訳ないです。 作業の工程として、まずは写真を見ての通りアンプに付いている全ての物を排除。 そこから前面にマスキング、フェンダーのプレートの部分もマスキング。 そしてラッカーの塗りをよくするためのスプレーをして放置。 それが乾いた頃にもう一度同じスプレーをして放置。 下地が全て乾いてからラッカー塗装の始まり。 一体何回のラッカーの塗装をやっただろうか。 大体20分おきぐらいに塗装して乾燥するのを待ち、 また塗装するというのを繰り返す。 その出来を佐々木さんに見てもらってダメならそれを繰り返す。 結局、昼の3時から始まり夜の12時までかかった… しかし、今回のラッカー塗装にあたって、 中村さんがいなかったらどうなっていた事か。 中村さんの塗装は本当に丁寧なやり方だった。 1回で厚めにベッタリと塗るのではなく薄く塗り、 塗装の始まりは物からではなく、 物の手前からそのままの量で一気に噴き流す感じ。 なので塗装にムラなく薄く膜を作っていくやり方。 俺や、佐々木さんはそういう事がわからないから、 1回でベッタリ塗ってムラになり失敗していただろう。 本当に中村

浴衣の男。

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2006年8月15日記載。 文面変更なし。画像は記事にも書いてあるように携帯で撮った写真なので、 かなり画像が荒いが載せておく。 今日はhalosの草階さんも一緒に佐々木家へ。 写真は浴衣姿でテクニカルにギターを持つ草階さん。 携帯で写真を撮ったから画像が荒い。 毎週火曜日はレッドハウスという所で、 草階さんがセッションをしているので、 草階さんが気になる方、興味のある方は行ってみて。 8時すぎとかなら大体いるのかな? という事で草階さんの予定に合わせて、 お早いお帰り。 halosのレコーディングが大体終わったという事で、 マスタリング前の音源を聞かせてもらった。 これがまた音がいいんだ! やっぱりプロが録る環境になると全く違う。 羨ましい。 halosのCDは12月13日発売のようなのでよろしく! 今日はレコーディングの体験談を聞いて、 前にやったハンダのテストを草階さんにも試してみた。 結果は俺と同じで一番高いハンダが気に入ったみたい。 そんな事をやってから、新たに佐々木さんがシールドを作ってみたんだけど、 今回作ったのは前回作ったものと音がかなり違くなった。 前回のものは素直に出てくれる感じでスッキリした音。 今回のは中音域、低音域が強くバランスもいい音。 どちらもいいシールドだ。 でもこうなってくると好みの問題。 草階さんは今回作ったシールドが好み。 かなりメローな感じになるので草階さんには合う。 俺もそういうフレーズを弾くとなるとありだ。 でも、総合的に言うと俺の好みは前回作った音。 スッキリとまとまってコードを弾いた時にバランスがいい。 それに味が出てくるとなると俺はピートコニッシュを使う。 こうなるとシールドを作る佐々木さんとしては難しいわな。 ハッキリとした答えは無い。 でも、万人に受けるシールドが素晴らしいシールド。 シールド作りも難しい。

半田さん。

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2006年8月9日記載。 文面変更なし。オリジナル写真がない為荒い。 ここらへんの写真は携帯で撮っていた可能性が高い。 iPhone前の携帯なのでMacに保存されていないのかもしれない。 佐々木さんが頼んだ新しいハンダが届いたので、 昨日はハンダのテスト。 写真はハンダの違いを知る為に作ったテスト用のシールド5本と、 好みの音であるハンダを使って作った俺のNEWシールド。 この実験をやった感想としては、 ハンダでこんなにも音が変わるのか!という驚き。 ハンダで音が変わるというのは知っている。 そんなのはギターの基本中の基本。 でも、ここまで変わるとは思っていなかった。 ハンダのテストの仕方として、 ハンダ付けをしないで音の違いを知るやり方も友人から教えてもらったけど、 佐々木さんの考えでハンダ付けによって音が変わるという事で、 シールドを作ってのテストにした。 実際熱が加わる事によって、中の物質がゴチャゴチャになるというか、 配列が変わってくるだろうからハンダ付けして音を比べた方が、 実際のハンダの音がわかりやすいと思う。 5本のケーブルそれぞれに違うハンダを付けて、 聞き比べてみたんだけど5本全て違う音。 それぞれに個性がある。 普通に使われているハンダ、ヴィンテージのハンダ、 銀入りのハンダ、ヒューマンギアで扱っているハンダ、 1万円の貴重なハンダで5種類。 ハンダごときに1万円とは異常だと思うが、 やった後だと確かに1万円でもしょうがないかもしれないと思った。 という事で俺が気に入ったのは1万円の高いハンダ。 値段が高いという意識があったからじゃない。 俺が買った物だったらそういう意識も出たかもしれないけど、 他のハンダに比べて一番好みの音に近かった。 佐々木さんいわく「いなたい音」らしい。 佐々木さんはよく「いなたい音」という表現をするが、 「いなたい」という言葉自体よくわからない。 辞書で調べたって出てこない。 「いなせ」とは違うらしい。 「いなせ」だと「粋で威勢がいい」って事だけどね。 今まで何回「いなたい音」って何?って聞いただろうか。 でも、その佐々木さんのよくわかない表現の「いなたい音」が、 結果として俺の好きな音なんだ。 俺がシールドでも何でも使

後半戦。

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2006年8月2日記載。 文面変更なし。写真はオリジナルがないので荒い。 写真はシールドと、使用済みの伸縮チューブ。 昨日もシールドについて研究した。 この伸縮チューブ1枚付けただけで音が変わる。 これについては前回シールドを解体した事で、 わかった事だったんだけど、 昨日チューブを付けたままの音、 チューブをとった音と比べて、あらためて実感した。 もう、ここで書いて表現できるレベルじゃなくなってきた。 どういう風に音が変わるってのは言えるけど、 なんか自分が体験した事を書くのも勿体ない気持ちになるし、 この音の違いは言葉で説明しても、 実際に体験してみないとわからない事だと思う。 なので、どう変わるかは書かない。 一つ言える事は何をやっても音は変わる。 それがいい方向にいくか、悪い方向にいくかはやり方次第だ。 あと、シールドにとって1番大事な事。 音のバランス。 これに昨日気がついた。 佐々木さんが試しに作ってくるシールドは、 確かにいいんだけど、それぞれに特徴がある。 高音域よりだったり中音域よりだったり。 そこが俺の気に入らない所だった。 でも、特徴があるのはいい事でもある。 実際に売られている物で特徴を持たせている物は多い。 モンスターのシールドや、プロビデンスのシールドがいい例だ。 あれもそれぞれ狙った所に特徴を持たせて作ってある。 プレイヤーが自分の目指す音で足りないという所を補ってくれる。 その特徴も全体のバランスがよくないと生きてこない。 中音域が強く出ても、高音域を削ってしまっては意味がない。 佐々木さんの作った物は特徴があるがバランスが悪かった。 音が中音域よりなら高音域にも中音が入って、 高音がくもったような音で綺麗に出てくれない。 そこらへんの全体のバランスを佐々木さんに話し、 佐々木さんは何かひらめいたみたいで、ケーブルを修正。 それで出来たケーブルがよかった! バランスがとてもいい。 佐々木さんは「これでスタートラインだ」って言ってた。 ここからの修正はハンダで音を変える。 前回ハンダの世界に入ったらキリがないと書いたが、 佐々木さんはもうハンダの世界に足を突っ込んじゃった。 5、6個ハンダが来ます。 という事で来週はハンダの検

前半戦。

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2006年8月2日記載。 文面変更なし。オリジナルの写真がない為荒い。 これが俺のストラトの中身。 佐々木さんに配線を綺麗にしてもらった。 15年間の集大成の配線の仕方。 やっぱり俺みたいな素人が出来る事ではない。 基本的にストラトのアースは一番下のポッドから、 隣のポッドへいって、ヴォリュームポッドにいく。 そのヴォリュームポッドの所で、 ピックアップのアースも落ちている。 そのアースを一番下のポッドから隣のポッドにハンダで止めるのではなく、 ヴォリュームに直接アースを落とした。1点アース。 これがいいという人がいる。 確かに隣にいってハンダで止めて、 更にまた違う配線材でヴォリュームの所にいくよりは、 ロスが少ないかもしれない。 でも、ここらへんはなんとも微妙だ。 佐々木さんが言っていたが、 それがベストであればフェンダーも採用しているだろう。 別にそれによってコストがかかる訳でもない。 それに他のメーカーにしてもそうだな。 1点アースというのは採用してない。 という事でそんなに意味が無いと思う。 配線材が長くなってしまうから、 そこのロスも出てくるしね。 あとヴォリュームを落とした時に、 トーンがそのままで音量が落ちるように、 抵抗を一つ付けた。 それによってヴォリュームを落としても、 トーンがくもる事がなくなった。 でもこれも微妙かもしれない。 確かにトーンはそのままで音量は落ちる。 これは便利なんだけど違和感がある。 もしかしたら慣れていないからかもしれないけど、 ちょっと様子見です。 配線を綺麗にした事で音抜けがよくなったし、 レスポンスがよくなった。 長かった配線材を切る。 効率のいい配線をする。 ただそれだけで音が変わる。 ハンダは俺が使った物と同じ物。 不思議だけど理にかなってる。 結局は電気の通り道だ。 もう一つの事は後半戦へ。